玉子焼き事件

2012年12月28日/ いたずら

中学3年生の時、一個年下の男子で、
なかなか 顔もよく、頭もわりといい方で、
陸上部に所属しており、運動神経も悪くないという、
云わば、オレってかっこいいんだぞって 
調子に乗っている 頭のわるい男子がいました。

私の友達は、そいつに片思いしており、
日々、そいつの事を想った 詩を描いたり、
そいつに なにかとプレゼントしており、
いつも休み時間になると、そいつの話しを
嬉しそうにしておりました。

「 橋 」 のつく 名まえなので、
そいつの事を、ここから ハシ と 呼びます。

ある日、ハシから手紙が届きました。

友だちは、ドキドキしながら ハシからの
手紙を読みました。

手紙の内容は、

「 おまえのこと きらいやから 」  

以上。

ぶちきれた私は、そいつに仕返ししてやる事にしました。

上靴に、なんか入れてやろう。

最初は、納豆も候補にあがっていました。
納豆にしようか、、、とろろ芋にしようか、、、
休み時間になると、その話題で どうするどうする?
何入れよう・・・?って 盛り上がっていて、
実は、最初は冗談半分だったのですが、
ある日、朝7時に 友だち4人で学校に行って、
「  な ま た ま ご 」 を 上靴の中にいれました。

生卵を、自宅の冷蔵庫から 盗んできたのは私です。
でも、私は親切なんです。

生卵だけでは、そいつだって 
「 あれ? なんで今日 生卵が 上靴の中に
入ってるんだ、、、?
誰かが オレにプレゼントしてくれたのかな?
でもオレ、生卵もらっても、料理の仕方、知らないよー」
って 思うかもしれないじゃないですか。

だから私は、友だちに、

「 玉子焼きの作り方の描いたメモ 」 を 描かせて、
そのメモを 生卵と 一緒に上靴の中にいれました。

① 玉子を割る
② 玉子をおわんの中に入れる
③ 玉子をハシでかき混ぜる
④ 玉子をフライパンに入れる・・・・・・・

色を塗った「 イラスト 」 付きです。

まんまと わなに ひっかかった ハシは、

「 ぐしゃっ 」 と 生卵をふんずけてしまいました。

靴箱の周りには、生卵の残骸が・・・

その後、遠くからハシを発見すると、来客用の 「 スリッパ 」を 履いて
ハシはぼーぜんと 歩いてました・・・・

ここでも どうしても ハシに あの時の感想を聞きたい、、、
あの時の感想を聞きたい、、、 です。

その一年後、ハシと 仲のいい 女の人と、友人になりました。

橋田に聞いて、聞いて、、、生卵入れられた事 なかった???
橋田に聞いて聞いて、、、お願い、、、 (あ、実名あげてしまった)

ハシいわく、 「 あれ、、、だれか わからんねん、、、 」

運動会や、文化祭の時など、全くリーダーシップを発揮しない
私ですが、こういう時だけ、世界のトップリーダーであるがごとく、
リーダーシップを発揮する、思春期の私でした。


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Posted by みかんちゃん at 16:47│Comments(0)
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